東京薬業4団体(東京医薬品工業協会、東京薬事協会、東京医薬品卸業協会、東京都家庭薬工業協同組合)は6日、都内で新年賀詞交歓会を開き、新年の門出を盛大に祝った。
主催者を代表してあいさつした東薬工の内藤晴夫会長は、薬剤の価値とその価格が課題だと指摘した。製薬産業の担う役割として、「優秀薬剤を創出し、それらを必要とする人々にしっかりと届けられる『アクセス』が重要」とした一方、優秀薬剤の創出と医薬品アクセスを確保していくためには、「価格のあり方とアクセスの関係が今日的な課題となっている」との問題を提起した。薬価制度の抜本的改革に向けた議論が進められる中、薬剤が持つ価値をどのように評価していくかについて「もっと議論を尽くすべき」と語った。