医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 全品目を変更不可指定、院外処方箋の9.3%に-横井正之氏(パスカル薬局)らが調査

全品目を変更不可指定、院外処方箋の9.3%に-横井正之氏(パスカル薬局)らが調査

読了時間:約 1分48秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年01月11日 AM10:15

記載した全ての医薬品に対して、一律的にジェネリック医薬品(GE薬)への変更不可を指定している院外処方箋は小さくない割合で存在することが、横井正之氏()らの調査によって明らかになった。同薬局が応需した処方箋のうち9.3%が全変更不可指定だった。個々の患者の病態や診療内容、代替可能なGE薬の有無に関係なく、機械的に変更不可を指定している傾向が認められたという。

滋賀県のパスカル薬局が2014年度の1年間に130医療機関から応需した7170枚の院外処方箋を対象に解析したところ、全処方箋のうちGE薬への変更不可指定品目が存在する処方箋は772枚(10.8%)だった。そのうち、処方箋に記載した全ての医薬品に対して変更不可を指定している処方箋は669枚と大部分を占め、全体の9.3%に達していた。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外
  • 【日病薬中四国ブロック会議】動き出す薬剤師出向計画‐アウトカム意識が重要に
  • 【財政審】中間年改定は全品目実施を-スイッチOTC推進促す