厚生労働省は9日、後発品191品目を薬価基準に収載する。品目数は、6月の前回収載の271品目から80品目減った。医療安全などの観点から、販売名称を変更した代替新規の品目が13品目とほぼ置き換わっていることが主な要因となっている。初の後発品収載は、糖尿病治療薬「ミチグリニド」(グルファスト=キッセイ薬品)など5成分24品目。新規収載希望が10品目を超えた内用薬を先発品の「0.4がけ」とするルールの適用はなかった。
薬価収載の対象となったのは、今年8月15日までに薬事承認された医薬品。収載希望は197品目だったが、局方名収載などによって4品目が告示不要となり、販売会社が未定だったとの理由で2品目が取り下げられたことから、最終的に54社の41成分71規格191品目が収載された。
収載状況の内訳を見ると、内用薬が28成分48規格165品目、注射薬が9成分16規格16品目、外用薬が7成分7規格10品目となった。