医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【第49回日薬学術大会】プロフェッションを追求-責任自覚と原点回帰の時

【第49回日薬学術大会】プロフェッションを追求-責任自覚と原点回帰の時

読了時間:約 2分21秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2016年10月12日 AM10:30


■愛知で第49回日薬学術大会

第49回日本薬剤師会学術大会が「プロフェッションを追求する~Best and beyond~」をテーマに9、10日の2日間、名古屋市で開かれた。愛知県では通算4回目、17年ぶりの開催となった今大会には全国から約1万人が参加。医薬分業や薬剤師職能の意義が改めて社会から問われる中、、地域包括ケアシステムなど様々な機能や場面においてプロフェッションとしての薬剤師をいかに追求していくかを焦点に、討議を繰り広げた。

全国から約1万人が参加した

9日の開会式であいさつした日薬の山本信夫会長は「近年の薬剤師や薬局業務に対する社会からの指摘には大変厳しいものが感じられる」と言及。「医薬分業元年と言われた1974(昭和49)年以降、薬剤師業務が拡大するに従って、あるいは本来の薬剤師の役割をおざなりにするような風潮が知らぬ間に広がり、悪貨が良貨を駆逐するごとく薬剤師業務への批判が高まってきたのかもしれない」と述べ、「改めて、自らの役割や責任を見つめ直す原点回帰の時が来ていると思う」と呼びかけた。

来年の大会を担当する東京都薬剤師会の石垣会長(右)に薬剤師綱領の盾が引き継がれた
  • 来年の大会を担当する東京都薬剤師会の石垣会長(右)に薬剤師綱領の盾が引き継がれた
全ての写真をご覧になるにはQLMIDにログインする必要があります。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【東海大グループ】日常診療に漢方処方87%‐医師半数「証」考慮せず
  • 【文科省審議会】加計学園は定員割れ改善を-千葉科学大薬の現状指摘
  • 【NPhA調査】「在宅24回以上」が壁に-地域支援加算の施設基準
  • 【厚労省】ドラッグロスの78品目公表-開発困難事情など連絡を
  • 【厚労省】条件付承認「積極検討を」-通知一部改正で活用促す