国際医薬品卸連盟(IFPW)の第21回総会が15、16の両日、英国ロンドン市内で開催された。今回のテーマは、「ヘルスケアサービスの発展と将来展望」(Evolutions and Visions in Healthcare Delivery」で、医薬品卸に限らず医薬品メーカー、医療、薬局、小売も含めた世界的な現状と課題、将来の姿を探った。今回の会合では特に、薬の価格設定、GE薬、バイオシミラー、テクノロジー、ヘルスケアサービスの発展性と挑戦が大きな動きであることが強調されたことが特徴だった。なお、次回2018年のジェネラル・ミーティングは米国ワシントン、20年には日本で開催される予定で進められている。
開会のあいさつでマーク・パリッシュIFPW代表は、「この会合では、効率的なデリバリーをいかにチャレンジしていくか追求していきたい。また、関係者が一堂に会しているので、ぜひ経験や意見交換をしてネットワークを築いてもらうことが、会議の内容と共に大事なことである」と会議の成果を上げられるよう求めた。