治療成績・患者QOL向上への寄与目指す
GEヘルスケア・ジャパン株式会社は9月1日、低侵襲な手術をサポートする四肢専用外科用X線撮影装置 「OEC Elite MiniView(オーイーシー エリートミニビュー)」の販売を同日より開始すると発表した。
画像はリリースより
高齢者人口の増加に伴い、転倒などによる四肢の骨折は年々増加傾向にある。患者の術後のQOLを高めるためには、より低侵襲な手術と共に、術者の整形外科医にとっては手術精度を高められる装置が求められている。
主に手術室で用いられる外科用X線撮影装置は、全身の骨折などに対する治療において活用されているが、今回発売されるOEC Elite MiniViewは、特に四肢の手術治療にその機能を特化。手術の治療成績の向上、患者のQOL向上への寄与を目指しているという。
手術時間の短縮を可能にするSmartLockと、大型2画面モニターを搭載
OEC Elite MiniViewは、術者自らによる簡単なCアーム操作を可能にするSmartLock機能を搭載。ワンタッチでCアームを集中的にロック・リリースでき、必要なタイミングでCアームだけを自由に移動することが可能。他の医療スタッフが術中に装置を本体ごと頻繁に動かす必要もなくなる。これにより、手術時間の短縮および手術に関わるリソース削減を実現でき、患者への負担も軽減されるという。
また、術野のライブ画像とレファレンス画像を同時に提供する19インチの高輝度モノクロLCDを採用。四肢専用機では国内初となる2モニター搭載で、手術精度の向上をサポートし、患者QOLにも寄与することが期待される。
さらに、国内53か所に配置したサービスステーションに常駐するエンジニアによる手厚いサポート体制を提供。増加する手術件数に備え、装置の安定的稼働をサポートするとしている。
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