患者の体型・年齢に関係なく、膀胱内尿量を正確に自動計測
株式会社シグノスティックス・ジャパンは、ブラッダーケア用超音波画像診断デバイス「Uscan(TM)」について日本国内での販売を開始したと発表した。
画像はリリースより
Uscanは、膀胱内尿量を正確に自動計測できるブラッダーケア用の超音波画像診断デバイス。コンピュータービジョン・アルゴリズムを使い膀胱輪郭を3Dでとらえ、最大256枚という従来機器の32倍の膀胱断面を取得。患者の体型・年齢に関係なく、高精度で膀胱内尿量を自動計測するという。
また、同機器は、ウロロジカル・カテーテル留置や挿入の確認、腎臓、骨盤底など臓器や組織のPoint-of-Care超音波画像を迅速かつ簡単に提供することができるイメージングツールとしての機能も持ち合わせている。さらに、Androidオペレーティングシステム搭載、Wi-Fi、Bluetooth接続機能を持ち、高速で信頼性の高い画像管理が可能。また、このクラスでは初のミドルウェアが内蔵されている。
救急、婦人科、高齢者ケアなどあらゆる臨床現場での治療管理に期待
Uscanは、高解像度のタッチスクリーンディスプレイおよび着脱可能なプローブ付きタブレット型デバイスであるため、簡易にどこにでも持ち運びができる。そのため、泌尿器科領域にとどまらず、救急、婦人科、小児科、オンコロジー、リハビリテーション、高齢者ケア、および在宅介護等、あらゆる臨床現場で広く治療管理に寄与することが期待される。
さらに同機は、5年保証付、定期キャリブレーションが不要で、従来の膀胱スキャナに不可欠なメンテナンス費用の削減を実現。シンプルな操作性に加えユーザーガイダンスがリアルタイムで画面上に表示されるので、誰でも容易に使用方法を習得することができるという。
シグノスティックス・ジャパンの北川貴綱代表取締役社長は、ニュースリリースで「Uscanは、コンピュータービジョン・アルゴリズムにより、単なるスキャンではなく、超音波画像を描出しながら、より精度の高い尿量の数値化を実現しました。また操作性をシンプルかつ簡単にすることにより、従来の大型超音波デバイスでの複雑な計測などによる時間やコストを削減し、ブラッダーケアに広くご利用いただけます」と述べている。
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