2017年1月よりファイザーが販売開始
ファイザー株式会社と武田薬品工業株式会社は8月5日、両社の仕入販売契約に基づき、武田薬品が仕入販売を担っていたファイザーの肺炎球菌結合型ワクチン「プレベナー13(R)水性懸濁注」(一般名:沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン)および血友病B治療剤「ベネフィクス(R)静注用」(一般名:ノナコグアルファ)について、2016年12月末で武田薬品による仕入販売を終了し、2017年1月より製造販売元であるファイザーが販売を開始すると発表した。
プレベナー13の前製品であるプレベナー(R)水性懸濁注は2010年2月にワイス(現ファイザー)が、プレベナー13は2013年10月にファイザーが、ベネフィクス静注用500、1000、2000は2010年1月にワイスが、同3000は2013年12月にファイザーがそれぞれ日本で発売し、武田薬品が仕入販売を担当してきていた。両社の事業環境の変化に伴い、プレベナー13およびベネフィクスの製品価値最大化に向けて協議した結果、今回の合意に至った。
関節リウマチ治療剤「ゼルヤンツ」と「エンブレル」、コ・プロモーションを継続
両社は、仕入販売契約とは別に、関節リウマチ治療剤である「ゼルヤンツ(R)」(一般名:トファシチニブクエン酸塩)ならびに「エンブレル(R)」(一般名:エタネルセプト)についてのコ・プロモーション契約を締結している。両剤については、引き続き両社でコ・プロモーションを行い、武田薬品が仕入販売を担当するとしている。
両社は今後、プレベナー13とベネフィクスの販売移管を滞りなく進めるとしている。
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・ファイザー株式会社 プレスリリース