「生殖補助医療における黄体補充」を効果・効能として
メルクセローノ株式会社は7月4日、「生殖補助医療における黄体補充」を効果・効能とした「ワンクリノン(R)腟用ゲル90mg」(一般名:プロゲステロン)の日本国内における製造販売承認を取得したと発表した。
ワンクリノンは、「Crinone(R)」のブランド名で1995年に英国で承認を受けて以降、現在では世界96か国で承認され、78か国で販売されている。メルクは、プロゲステロンを含む不妊治療薬ポートフォリオによって現在までに推定200万人以上の新生児の誕生をサポートしている。
メルクはこれまで、不妊治療に必要とされる、遺伝子組換え型ヒト卵胞刺激ホルモン(r-hFSH)、遺伝子組換え型ヒト黄体形成ホルモン(r-hLH)、遺伝子組換え型ヒト絨毛性ゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)(r-hCG)の3種類のホルモンについて、遺伝子組換え製剤を含む不妊治療薬の包括的なポートフォリオを提供している。
不妊治療のリーディング企業として製品ラインナップを強化
同社は、日本においては、遺伝子組換えヒト卵胞刺激ホルモン製剤「ゴナールエフ(R)皮下注ペン300/450/900・皮下注用75/150」(一般名:ホリトロピンアルファ(遺伝子組換え))および「セトロタイド注射用0.25mg/3mg」(一般名:セトロレリクス酢酸塩)を販売している。
今回の承認により、不妊治療のリーディング企業として製品ラインナップを強化。同社は、国内における不妊治療領域のリーディング・カンパニーとしてのポジショニングを確立し、継続的な成長を目指していくとしている。
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・メルクセローノ株式会社 ニュースリリース