医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > コージネイトの後継品、「コバールトリイ」新発売-バイエル

コージネイトの後継品、「コバールトリイ」新発売-バイエル

読了時間:約 1分36秒
2016年07月01日 PM02:00

コンパクトかつ廃棄しやすいパッケージで


バイエル薬品株式会社は6月29日、遺伝子組換え型血液凝固第VIII因子製剤「(R)静注用250、500、1000、2000、3000」(一般名:))を発売した。


画像はリリースより

コバールトリイは、ドイツのバイエル社が開発した「(R)FS」と同じアミノ酸配列を有する非修飾、完全長の遺伝子組換え型血液凝固第VIII因子製剤で、臨床試験では、同剤の週2回または週3回の投与による定期補充療法において、血友病A患者の出血抑制効果が示された。

同剤は、日本で20年以上の経験と実績に基づく信頼を受け継ぐもので、3000国際単位(IU:International Unit)製剤が新たに導入され、250、500、1000、2000、3000IUの5規格から個々の患者に適した規格が選択できる。また、コンパクトかつ廃棄しやすいパッケージを開発、導入するなど、患者の利便性を追求したとしている。

世界25か国、重症血友病A患者204人の臨床試験に基づき

今回の承認は、LEOPOLD(Long-Term Efficacy Open-Label Program in Severe Hemophilia A Disease)と呼ばれる臨床開発プログラムの良好な結果に基づくもの。LEOPOLDプログラムは3つの国際共同臨床試験で構成され、全世界25か国、60施設の計204人の小児および成人の重症血友病A(第VIII因子活性1%未満)の患者を対象に、コバールトリイの薬物動態、有効性、安全性が評価された。

日本が参加したLEOPOLDII試験では、コバールトリイについて、定期補充療法の出血時補充療法に対する優位性が示された。推定年間出血率中央値は、低用量定期補充療法群では出血時補充療法群と比較して93.3%減少し、高用量定期補充療法群では96.7%減少。実際のABR中央値は出血時補充療法群で60回/年であったのに対し、低用量定期補充療法群で4回/年、高用量定期補充療法群で2回/年だった。いずれの定期補充療法群でも、一回体重1kg当たり20~40IUの投与で十分な出血抑制効果を維持することができた。出血時補充療法で同剤を使用した場合、出血の95%が1回または2回の投与により止血可能だった。臨床的に重要な薬剤に関連する有害事象は認められず、インヒビターの発現は認められなかったとしている。

なお、血友病Aは欧州では3万人以上、日本では約5,000人の患者がいると報告されている。

 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • エピソード記憶能力を誰でも簡単に計測可能なスマホアプリ、特許取得-富山大ほか
  • ウゴービ電子添文改訂、 MACE発現リスク20%低下示したP3データ反映-ノボ
  • 炎症性腸疾患に対するduvakitugの有効性・安全性の追加データ発表-仏サノフィほか
  • ミリキズマブ投与のIBD患者、多くが2年後も臨床的寛解/内視鏡的改善を維持-米リリー
  • DMDのエクソン44スキップ薬、医師主導治験でジストロフィン発現を確認-NCNPほか
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい