大阪府が医薬品医療機器総合機構(PMDA)関西支部の機能拡充として要望していたテレビ会議システムの開通式が15日、大阪市北区のPMDA関西支部事務所で松井一郎大阪府知事ら関係者が出席して行われた。開通式では、テレビモニターを通じて、松井知事とPMDAの近藤達也理事長が対談。近藤氏は、「このシステムを利用することで、関西支部でもPMDAが実施する全ての相談が実現可能となる。このプロジェクトの成功には、関西の企業やアカデミアの活用にかかっている」と、同システムの積極的な利用を呼びかけた。
松井知事は「ライフサイエンス分野を大阪、関西の大きな産業の柱として育てていき、イノベーションを起こせることができるよう、システム活用の支援体制も整えていきたい」とあいさつ。さらに「この分野も東京1極ではなく、2極が必要だと考えている。近い将来、フルスペックでやれるように目指していきたい」とした。