厚生労働省は17日、後発品271品目を薬価基準に収載する。品目数は、昨年12月の前回収載の318品目から47品目減った。医療安全などの観点から、販売名称を変更した代替新規の品目が34品目減ったことが主な要因となっている。初の後発品収載は、抗精神病薬「オランザピン」(ジプレキサ=日本イーライリリー)など8成分145品目。新規収載希望が10品目を超えた内用薬を先発品薬価の「0.4がけ」とするルールは、「オランザピン」の1成分95品目に適用された。
薬価収載の対象となったのは、今年2月15日までに薬事承認された医薬品。収載希望は297品目だったが、局方名収載等により15品目が告示不要となり、安定供給などへ懸念が払拭できないなどの理由で11品目が取り下げられたことから、最終的に52社の49成分87規格271品目が収載された。
収載状況の内訳を見ると、内用薬が33成分57規格238品目、注射薬が7成分12規格15品目、外用薬が9成分18規格18品目となった。