潰瘍性大腸炎、クローン病、腸管型ベーチェット病で
アッヴィ合同会社、エーザイ株式会社の子会社であるEAファーマ株式会社は6月1日、ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体「ヒュミラ(R)」(一般名:アダリムマブ)の消化器疾患領域の適応症である潰瘍性大腸炎、クローン病、腸管型ベーチェット病について、共同プロモーションを開始した。
同剤は、日本において「関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)、既存治療で効果不十分な尋常性乾癬・関節症性乾癬・強直性脊椎炎・多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎・腸管型ベーチェット病・中等症又は重症の活動期にあるクローン病の寛解導入及び維持療法・中等症又は重症の潰瘍性大腸炎の治療」に係る効能・効果の承認を取得している。
消化器疾患領域以外はこれまで同様、アッヴィとエーザイで
EAファーマは、エーザイの消化器疾患領域事業と味の素製薬が統合して2016年4月に統合して設立された、研究開発、生産物流、営業・マーケティングのフルバリューチェーンを有する消化器スペシャリティ・ファーマ。今回、エーザイからの委託を受け、同剤の消化器疾患領域の適応症において、アッヴィとともに共同プロモーションを行うこととなった。
同剤の流通販売体制は、製造販売元がアッヴィ、販売元がエーザイで、これまでと変更はない。また、消化器疾患領域以外の適応症である関節の構造的損傷の防止を含む関節リウマチ、尋常性乾癬、関節症性乾癬、強直性脊椎炎、若年性特発性関節炎については、引き続き、アッヴィとエーザイが共同プロモーションを行っていくとしている。
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