調剤基本料の届け出数は、16年3月時点では基本料1が3785薬局(94.8%)、基本料2が209薬局(5.2%)だったが、今回の結果では、基本料1が2827薬局(70.8%)、基本料2が179薬局(4.5%)で、基本料1は24.0ポイント減、基本料2は0.7ポイント減となった。基本料3は988薬局(24.7%)と4分の1を占めた。
基準調剤加算の届け出数を見ると、16年3月時点では施設基準1が2659薬局(66.6%)、施設基準2が814薬局(20.4%)で、合計すると89.0%だった。今回の調査では916薬局(22.9%)となり、64.1ポイントの大幅な減少となった。
かかりつけ薬剤師の届け出数については、今回のアンケートに回答した薬剤師数が1万6606人で、このうち、かかりつけ薬剤師数は6518人。パーセンテージは39.2%で約4割に達した。また、今年10月1日から届け出がスタートする「健康サポート薬局」に関しては、届け出予定薬局数が604薬局で、全体の15.1%だった。
■ファーマシーフェア、2回目は来年4月開催へ
またNPhAは、「第2回全国ファーマシーフェア」に関して、来年4月22、23日に開催することを明らかにした(会場はパシフィコ横浜)。同フェアは昨年7月31日~8月2日の期間に第1回が開催され、その後、第2回の開催について検討を続けていた。NPhAの中村勝会長は、「2年に1回の開催ということで来春に開催することが決定した。第1回よりも期間は1日短く、会場も少しコンパクトにして実施する」と説明した。
さらに、「電子処方箋、電子お薬手帳、あるいはICTが今後あらゆる角度で進み、薬剤師の効率的な活躍が求められる中、外部の方々にも“見せる”という観点で、第2回のフェアを実施したい」とすると共に、「第1回のフェアに出展していただいた方々の評価は非常に高かった。薬剤師を中心に多くの方々が真面目に会場内をまわる姿は非常に意義が大きかったと思うので、今後も意味のあるフェアにするべく準備に入りたいと考えている」と述べた。