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SATREPSにおける平成28年度新規採択研究課題2件を条件付きで決定−AMED

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2016年05月13日 PM01:30

開発途上国のニーズを踏まえた感染症対策研究における新規研究課題2件を採択

)は5月11日、医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業として実施する地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)感染症分野研究領域である「開発途上国のニーズを踏まえた感染症対策研究」における平成28年度新規採択研究課題2件を条件付きで決定したと発表した。

同事業は、文部科学省と外務省の支援のもと、科学技術外交の強化を目的としてAMEDと国際協力機構(JICA)が連携して実施するもの。開発途上国のニーズを基に、地球規模課題を対象として、将来的な社会実装の構想を有する国際共同研究を政府開発援助(ODA)と連携して推進する。

同プログラムでは地球規模課題の解決及び科学技術水準の向上につながる新たな知見や技術を獲得することやこれらを通じたイノベーションの創出を目的としており、その国際共同研究を通じて開発途上国の自立的研究開発能力の向上と課題解決に資する持続的活動体制の構築を図る。

相手国の情勢などにより内容変更もあるため、条件付きでの採択に

2015年9月9日~10月26日まで感染症分野についての研究提案の募集を行い、合計19件の応募があったという。ODAの視点からの評価も含め、過大評価委員会にて定められた事前評価項目に基づき、過大評価委員が書面審査とヒアリング審査にて2件の研究課題を決定した。

採択されたのは、東京大学大学院農学生命科学研究科・松本芳嗣教授の「トルコにおける顧みられない熱帯病、特に節足動物媒介性感染症制御に向けたワンヘルス的展開」と、千葉大学真菌医学研究センター臨床感染症分野・渡邉哲准教授の「薬剤耐性真菌検出のための新規検査法の開発とブラジルにおける疫学調査等への応用」。

相手国関係機関との実務協議の内容や相手国情勢などによっては、新規採択研究課題の取り消しも含め内容が変更となるなどの可能性もあるため、現時点では「条件付き」での採択となっている。今後は契約などの準備が整い次第、支援を開始する予定だ。

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