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薬学教育にIPE導入を-6年制抱える課題解決に効果

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2016年05月11日 AM10:30


■基礎科目の重要性も訴え‐千葉大病院・石井薬剤部長

千葉大学病院の石井伊都子薬剤部長は、薬事日報のインタビューに対し、専門職連携教育()の導入が6年制薬学教育の抱える課題解決に向けたカギになるとの考えを示した。千葉大では、2007年から医学部、看護学部、薬学部の3医療系学部でIPEプログラムを実践しており、「IPEは医療人としての基礎的なコンピテンシー」と位置づけている。石井氏は、IPEで実践的な臨床教育を行う一方で、基礎科目をこれまで以上に重視していく必要性を強調。「まず薬学部としては、サイエンスの力を身につけることが大切。IPEを導入すればコミュニケーションの問題は自ずと解決する」と述べ、薬学教育で基礎学力を強化することの重要性を訴えた。

2006年の薬学教育6年制の導入により、臨床薬剤師養成に向けた医療人教育の重要性が叫ばれるようになった。その翌年に千葉大IPEがスタート。同じ医療現場で異なる文化と言語を互いに理解し、コミュニケーション能力、倫理的感受性、問題解決能力の連携力を身につける教育プログラムの実践が始まった。

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