日本薬剤師研修センターや日本薬剤師会、日本医療薬学会、日本病院薬剤師会、日本薬学会の5団体による「第1回薬剤師生涯学習達成度確認試験」の実施要項が固まった。受験資格について、日薬は各団体共通の「薬剤師免許取得後5年以上」のほかに、日薬生涯学習支援システム(JPALS)のクリニカルラダーレベル5に到達してから1年を経過していることを要件とした。試験は7月31日に全国7カ所で実施する。
確認試験は、薬剤師の生涯教育の新たな評価の仕組みとなるもので、一定期間、生涯学習を継続的に行っている薬剤師が対象となる。5団体は今年2月時点で、確認試験の実施に合意していた。
受験資格については、各団体共通の「免許取得後5年以上」のほかに、「所属する団体ごとに定める要件」を満たす必要があるが、日薬は「JPALSクリニカルラダーレベル5であり、かつレベル5に昇格後1年を経過した者」を設定。
研修センターは、研修認定薬剤師の更新を1回以上行っている者(更新1回は、新規に認定を受けて、その3年後に更新の認定を受けたことをいう)を要件とした。医療薬学会と日病薬、薬学会は、いずれも「会員である者」とし、5団体以外は「継続的に生涯学習に取り組んでいる者」を要件とした。
試験は、7月31日の午前10時から午後3時にかけて実施。試験方法は筆記(マークシート)によって行う。申し込み期間は5月12日まで。申し込み方法はウェブのみで、研修センターの薬剤師研修支援システムを利用して行う。
試験は全国7カ所で実施する予定。現時点で、▽札幌市(北海道大学)▽仙台市(東北医科薬科大学)▽東京都(昭和大学旗の台キャンパス)▽名古屋市(名古屋市立大学田辺通キャンパス)▽大阪府豊中市(大阪大学豊中キャンパス)▽岡山市(就実大学)▽福岡市(九州大学大橋キャンパス)――を想定している。
受験料は、5団体のいずれかに所属していれば1万0800円、それ以外の団体は2万1600円。