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月1回投与の骨粗しょう症治療剤「ボンビバ錠100mg」の共同販売を開始-中外と大正富山

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2016年04月25日 PM02:00

先行販売しているボンビバ静注同様に共同販売

中外製薬株式会社と大正富山医薬品株式会社は4月21日、ビスホスホネート系骨吸収抑制剤「ボンビバ(R)錠100mg」(一般名:)の共同販売を開始したと発表した。同剤は、「」を効能・効果として2016年1月22日に中外製薬が製造販売承認を取得し、4月20日に薬価基準に収載されている。

国内の骨粗しょう症の患者数は現在約1280万人以上と推定されている。骨粗しょう症の治療目的は、骨折による寝たきりを予防し、患者のQOLの維持・改善を図ることであり、医療現場では骨量を増やし骨折の発生を抑制する薬剤が求められている。

今回販売開始となるボンビバ錠ならびに2013年8月より先行販売しているボンビバ静注は、患者の状況に合わせて2つの投与経路の選択を可能にした、同一ブランドでかつ同一の月1回を投与頻度とする国内で唯一の骨粗しょう症治療薬となる。

海外では3か月製剤や予防薬も販売中

ボンビバ錠の有効性は、イバンドロン酸ナトリウム水和物注射剤(販売名:ボンビバ静注1mgシリンジ)を対照薬として検討した第3相臨床試験「MOVEST試験」で明らかになったもの。安全性については新たな傾向は認められず、また、国内外で得られている試験結果等と大きく異なるものではなく、骨粗しょう症患者に対するボンビバ錠の忍容性は良好だったという。

なお、イバンドロン酸ナトリウム水和物については、海外ではロシュ社が閉経後骨粗しょう症の治療薬として、月1回投与の経口剤および3か月に1回投与の注射剤を販売。また、米国では予防薬として、月1回投与の経口剤を「Bonviva(R)」の販売名で販売している。

中外製薬および大正富山医薬品は、新しい治療選択肢の提供を通じ、今後も骨粗しょう症治療への貢献を目指した取り組みを続けるとともに、適正使用の推進を図っていきたいとしている。

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