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進行期悪性黒色腫におけるオプジーボとヤーボイの併用療法にCHMPから肯定的見解-BMS

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2016年04月08日 PM02:30

2つのがん免疫療法薬の併用療法に関する初めての承認推奨

米ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は4月1日、欧州医薬品委員()が、成人の進行期(切除不能または転移性)悪性黒色腫の治療における「(R)」(一般名:)と「(R)」(一般名:)の併用療法について、承認を推奨したと発表した。合わせて、オプジーボの単剤療法と比較して、オプジーボとヤーボイの併用療法で無増悪生存期間(PFS)の延長が確立しているのは、 PD-L1の発現率が低い患者でのみであることを、CHMPが参考ステートメントとして広範な適応に追加したとも発表している。

)は、色素産生細胞(メラノサイト)の無秩序な増殖を特徴とする皮膚がん。転移性悪性黒色腫は、この疾患の中でも最も致死性が高く、皮膚表面だけでなくリンパ節、肺、脳、その他の部位など、他の臓器にもがんが転移した状態である。悪性黒色腫は毎年推定10万人が新たに罹患し、2万人以上が死亡しているといわれている。

オプジーボの単剤療法については、進行期悪性黒色腫、および治療歴を有する進行期扁平上皮非小細胞肺がんで、すでにECから承認されている。また、今年2月には、治療歴を有する進行期または転移性非扁平上皮非小細胞肺がんおよび腎細胞がん(RCC)の治療薬として、CHMPから承認の推奨を受けている。

2つのがん免疫療法薬の併用療法に関する初めての承認推奨

今回の承認推奨は、「CheckMate-067試験」および「CheckMate-069試験」の有効性および安全性データに基づいたもの。CheckMate-067試験は、オプジーボとヤーボイの併用療法またはオプジーボの単剤療法とヤーボイの単剤療法を未治療の進行期悪性黒色腫患者において比較評価した第3相二重盲検臨床試験。 V600変異陽性およびBRAF野生型の両方の患者が含まれる。同試験の主要評価項目は、PFSおよび全生存期間(OS)。

一方のCheckMate-069試験は、オプジーボとヤーボイの併用療法とヤーボイの単剤療法を未治療の切除不能または転移性悪性黒色腫患者において比較評価した第2相無作為化二重盲検臨床試験。BRAF野生型およびBRAF V600変異陽性の両方の患者が含まれる。主要評価項目はBRAF野生型患者における奏効率(ORR)、副次評価項目はBRAF野生型患者におけるPFS、BRAF V600変異陽性患者におけるORRおよび安全性であり、OSは探索的評価項目だった。

今回のCHMPによる肯定的見解は、進行期悪性黒色腫に対する2つのがん免疫療法薬の併用療法としては初めてのもの。今後、欧州連合で医薬品を承認する権限を持つ欧州委員会によって審査される予定。

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