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尋常性乾癬に対する配合外用剤「マーデュオックス軟膏」承認取得-中外製薬とマルホ

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2016年03月31日 AM06:00

複数製剤塗布など併用使用の課題改善のため

中外製薬株式会社は3月28日、マルホ株式会社と共同開発を行ってきた尋常性乾癬治療剤「マーデュオックス(R)軟膏」について、尋常性乾癬を効能・効果として中外製薬が製造販売承認を取得したと発表した。同社とマルホは、これまでにもマキサカルシトールを有効成分とする「オキサロール(R)軟膏25μg/g」(2001年発売)、「オキサロール(R)ローション25μg/g」(2007年発売)で提携している。

今回承認を取得したマーデュオックスは、同社が創製した活性型ビタミンD3誘導体である「マキサカルシトール」と、合成副腎皮質ホルモンである「ベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル」の配合軟膏。尋常性乾癬に対して両剤は、単独あるいは併用で汎用されているが、マーデュオックスは、両剤の利点に加え、複数製剤塗布などの併用使用における課題を改善した使いやすい薬剤を提供可能とするため、配合剤として開発された。

第3相臨床試験で、両単剤と比べた有効性検証済み

国内で実施された尋常性乾癬患者対象の第3相臨床試験においては、同剤の1日1回の塗布は、マキサカルシトール軟膏単剤(1日2回塗布)およびベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル軟膏単剤(1日1回塗布)いずれに対しても有効性について優越性が検証された。安全性については副作用として血中コルチゾール減少が認められたが、その程度は軽度であり、両単剤と比較して発現率に大きな差は認められなかったとしている。

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