医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > C型慢性肝炎ウイルスに対する効果を検討する第3相試験、日本人の登録を開始-アッヴィ

C型慢性肝炎ウイルスに対する効果を検討する第3相試験、日本人の登録を開始-アッヴィ

読了時間:約 45秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2016年03月17日 AM06:00

すべてのタイプのC型慢性肝炎ウイルスに効果を検討

アッヴィ合同会社は3月14日、1~6(GT1~6)型のC型慢性肝炎ウイルスに感染した日本人患者を対象とする第3相試験を順次開始していることを発表した。

同試験は、C型肝炎治療レジメン、「ABT-493」およびNS5A阻害剤「ABT-530」による経口剤のみの1日1回投与、リバビリン非併用における有効性および安全性を検討するもの。多施設共同試験で、無作為に選ばれた患者に対し、非盲検下での検討を実施。有効性の主要評価項目は、投与12週後の継続的なウイルス学的著効率(SVR12)となる。

経口剤のみの1日1回投与、治療選択肢拡大に向け

ABT-493は、アッヴィとEnanta Pharmaceuticals社が、現在も進行中のC型肝炎ウイルスプロテアーゼ阻害剤およびプロテアーゼ阻害剤を含むレジメンの共同研究で発見された。

同社のC型肝炎臨床開発プログラムは、すべてのジェノタイプを標的とする経口剤のみの1日1回投与の治療選択肢を検討することにより、C型慢性肝炎患者の臨床診療の発展を目標としている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待
  • 心臓ロボット手術用の部位を見やすく展開するプレートを開発-大阪公立大
  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK