日本薬剤師会は、13日に行った会長、副会長候補者選挙で、会長に現職の山本信夫氏(東京・65歳)を選出した。山本氏は、有効投票数150票のうち100票を獲得。生出泉太郎副会長(宮城県・65歳)に50票の差をつけて2期目の当選を決めた。定数5人以内の枠に8人が立候補した副会長候補選は、森昌平(栃木・55歳)、乾英夫(大阪・60歳)、石井甲一(東京・65歳)、田尻泰典(福岡・59歳)、鈴木洋史(東京・54歳)の5氏が当選した。新執行部は、6月末の定時総会で正式に発足する。
選挙後に会見した山本氏は、勝因について、「現執行部がこの2年間で進めてきたことが、評価されたと思っている」と分析。100票を獲得できたことについては、「率直に言えばうれしかった」とし、2年前の会長選で、当時の児玉孝会長と一騎打ちになった時の得票数が89対60だったことにも触れ、「票差を考えると、少しは信用されたのではという思いがする」と語った。