医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 1日1回経口投与のJAK阻害剤「ゼルヤンツXR」がFDA承認を取得-米ファイザー

1日1回経口投与のJAK阻害剤「ゼルヤンツXR」がFDA承認を取得-米ファイザー

読了時間:約 55秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2016年03月07日 PM12:30

JAK阻害剤としては初となる1日1回経口投与の関節リウマチ治療薬に

ファイザー株式会社は3月3日、米ファイザー社がヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤としては初となる1日1回経口投与の「(R)XR(一般名: クエン酸塩)11mg徐放製剤」について、)で効果不十分またはMTXに不耐性となった中等症から重症の関節リウマチ(RA)患者に対する治療薬として米国食品医薬品局()より承認を取得したと発表した。

ゼルヤンツ/ゼルヤンツXRは、注射や点滴の必要がなく、MTX併用の有無に関わらず使用することができるJAK阻害剤。現在、ゼルヤンツは1種類以上の疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)が奏効しなかった中等症から重症までのRAのセカンドライン療法として、世界45か国以上で承認されている。

米国リウマチ学会の2015ガイドラインにJAK阻害剤として唯一掲載

ゼルヤンツの有効性と安全性については、中等症から重症のRA患者約6,200人を対象とした臨床試験で検証されており、グローバルな臨床開発プログラムにおいて19,400患者年以上の投与実績がある。また、米国リウマチ学会の2015年関節リウマチ治療ガイドラインにJAK阻害剤として唯一掲載されている。

なお、日本国内において「XELJANZ」は、「ゼルヤンツ錠」として、製造販売をファイザーが、販売を武田薬品工業株式会社が行っている。(大場真代)

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • ジョンソン・エンド・ジョンソン 肺がん領域に初参入
  • レポトレクチニブ「がん細胞が耐性を獲得しにくく、長期使用に期待」
  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待