Meiji Seika ファルマ子会社と取引基本契約締結
キョーリン製薬株式会社は1月27日、子会社であるキョーリン メディカルサプライ株式会社(KMS)と、Meiji Seika ファルマ株式会社の子会社で、インドネシアのジャカルタにあるP.T. Meiji Indonesian Pharmaceutical Industries(P.T. Meiji社)との間で、環境除菌・洗浄剤「ルビスタ(R)」に関するインドネシア国内での取引基本契約を締結したことを発表した。
ルビスタは、主成分であるペルオキソ一硫酸水素カリウムとその他の配合成分との連続反応によって、調製液中で持続的に次亜塩素酸が生成。次亜塩素酸の酸化作用により、細菌の細胞膜やウイルスの構成たんぱく質を酸化分解して除菌効果を示す。ルビスタを水道水に溶解し、調整液を付属のワイプなどに浸して環境表面・器材表面の清拭などに使用する。
その特徴としては、優れた除菌性能を持っていること、ベッド周りやトイレなどの環境表面から、器具・器材表面まで幅広い用途に使用できること、塩素臭がほとんどないこと、調整液の有効期間の目安が色で判別できること、などが挙げられる。
ASEAN地域での事業展開の可能性検討
今回の契約により、KMSは同製品のインドネシア国内における販売権をP.T. Meiji社に付与し、同社はインドネシアの行政当局から同製品の輸入販売登録を取得した後、インドネシア国内で主に医療機関への販売を行う予定。
今後、キョーリン製薬株式会社グループは、感染管理の意識が高まるASEAN地域での事業展開の可能性についても検討を進めていくとしている。なお、今回の契約締結による2016年3月期の連結業績予測に与える影響は軽微。
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・キョーリン製薬ホールディングス株式会社 ニュースリリース