日本薬剤師会の山本信夫会長は7日に開いた今年初の定例会見で、3月13日に予定している次期会長候補選への出馬について、「自分の中でも整理がつかない」としながらも、厚生労働省の「健康サポート薬局」や「患者のための薬局ビジョン」を実現するための土台が「固まりつつあるが、脆弱な部分もある。揺るぎないものにするため、最大限の努力をしたい」と、2期目の続投に前向きともとれる発言をした。
薬局ビジョンでは、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる2025年までに「すべての薬局がかかりつけ機能を持つことを目指す」との方針が示されており、厚労省は同年をメドに約1万軒が健康サポート薬局になることを想定している。