日本薬学会は、次期会頭候補者に現副会頭の奥直人氏(静岡県立大学大学院薬学研究院長・薬学部医薬生命化学教室教授)を選出した。また、2017年3月24日から仙台市で開く第137年会の組織委員長を務める遠藤泰之氏(東北薬科大学教授)を次期副会頭候補者(16年度)として選出した。いずれも来年3月26日から横浜市で開かれる第136年会の代議員総会の承認を経て決定する。16年度の薬学会賞の受賞者や奨励賞、創薬科学賞など各賞受賞者も決定し、来年3月の第136年会で受賞式が行われる。
奥氏は1975年に東京大学薬学部製薬学科を卒業後、80年に同大学大学院薬学系研究科博士課程を修了。81年に米国ノースウエスタン大学分子細胞生物学部門の博士研究員、82年には助手となった。83年からは摂南大学薬学部で講師、助教授などを歴任。98年から静岡県立大学薬学部の教授に就任し、現在に至っている。