医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【厚労省】初後発薬価0.5がけ確定-次期薬価改革で骨子たたき台

【厚労省】初後発薬価0.5がけ確定-次期薬価改革で骨子たたき台

読了時間:約 2分7秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年12月18日 PM12:30

厚生労働省は16日、次期薬価制度改革の骨子のたたき台を、中央社会保険医療協議会薬価専門部会に示した。後発品の初収載薬価を先発品の0.5がけ(内用薬10品目以上0.4がけ)とし、基礎的医薬品の薬価維持の試行的導入や新薬創出等加算の試行継続なども固まった。製薬企業の経営に大きな影響を与える年間販売額が「巨額」品目の市場拡大再算定(特例再算定)については、製薬業界から限定的な適用を求める意見が出たものの、大筋で了承された。

たたき台では、初収載の後発品薬価について、今年の薬価調査の結果をもとに調べると、内服薬の薬価が全体で28.3%下落し、注射薬でも28.0%と大きく下落していたことから、一律に先発品の0.5がけ(0.4がけ)とし、バイオ後続品は現行の0.7がけを維持する。後発品の価格帯は、長期収載品を基準に3価格帯を維持し、2016年度改定後の状況を踏まえ、さらなる価格帯の集約を検討する。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外
  • 【日病薬中四国ブロック会議】動き出す薬剤師出向計画‐アウトカム意識が重要に
  • 【財政審】中間年改定は全品目実施を-スイッチOTC推進促す