薬価収載の対象となったのは、今年8月17日までに薬事承認された医薬品。収載希望は327品目だったが、局方名収載等により1品目が告示不要となり、安定供給や特許抵触へ懸念が払拭できないなどの理由で9品目が取り下げられたことから、最終的に56社の74成分144規格318品目が収載された。
収載状況の内訳を見ると、内用薬が41成分77規格206品目、注射薬が29成分59規格103品目、外用薬が6成分8規格9品目となった。
このうち、初めて収載された後発品は、塩酸セルトラリン、アムロジピンベシル酸塩/アトルバスタチンカルシウム水和物、タゾバクタムナトリウム/ピペラシリンナトリウム、バルサルタン/アムロジピンベシル酸塩、マキサカルシトール、レボカルニチン塩化物、カンデサルタンシレキセチル/アムロジピンベシル酸塩、ノルエチステロン/エチニルエストラジオール、ラロキシフェン塩酸塩、リネゾリド、アデノシン、デスモプレシン酢酸塩水和物の12成分24規格164品目。
内用薬が8成分15規格122品目、注射薬が3成分8規格41品目、外用薬が1成分1規格1品目だった。
医療安全等の観点から一般名に名称変更した等の代替新規を含め、収載品目数が最も多かった企業はテバ製薬の26品目。次いで日医工の21品目、ニプロの19品目、サンドの16品目、沢井製薬の15品目と続いた。
代替新規を除いた収載品目数の上位5社は、日医工が20品目と最も多く、サンドの16品目、沢井製薬の15品目、ニプロの14品目、エイワイファーマと第一三共エスファの12品目となった。
後発品の収載品目数が最も多かったのは、塩酸セルトラリンの18社43品目。アムロジピンベシル酸塩/アトルバスタチンカルシウム水和物は10社40品目となった。
塩酸セルトラリンとアムロジピンベシル酸塩/アトルバスタチンカルシウム水和物の2成分4規格67品目には、先発品薬価の「0.5がけ」ルールが適用された。