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週1回投与の2型糖尿病治療薬「マリゼブ」、承認・発売とも世界初-MSD

読了時間:約 1分13秒
2015年11月30日 PM12:15

DPP-4阻害薬「」と同様の有効性、忍容性を確認

MSD株式会社は11月26日、2型糖尿病治療薬で週1回投与の持続性選択的DPP-4阻害薬「(R)錠25mg/12.5mg」(一般名:)を発売開始した。同剤の承認・発売はともに世界初。


画像はリリースより

マリゼブは、米国のMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が開発した長時間作用型の新規DPP-4阻害薬。1日1~2回投与型とは異なり、特長的な薬物動態メカニズムにより週1回の投与で血糖値をコントロールする。国内第3相臨床試験では、連日投与の選択的DPP-4阻害剤である「ジャヌビア(R)」(一般名:シタグリプチン)と同様の有効性と忍容性が確認されたという。

マリゼブの効果は週1回の投与で1週間持続するため、患者の服薬負担の軽減と、治療継続意欲や服薬アドヒアランスの向上が期待されるとしている。

2型糖尿病患者にライフスタイルに応じた治療選択肢提供

同剤の用法は、「通常、成人にはオマリグリプチンとして25mgを1週間に1回経口投与する」としている。また、「週1回服用する薬剤であり、同一曜日に服用すること」「服用を忘れた場合は、気づいた時点で1回分を服用し、その後はあらかじめ定められた曜日に服用すること。ただし、同日中に2回分を服用しないこと」を患者に指導するよう求められている。

MSDは、国内初のDPP-4阻害薬であるジャヌビアをはじめとする糖尿病治療薬ポートフォリオに、マリゼブを加えることで、2型糖尿病患者の多様なライフスタイルに対応する治療選択肢を提供できるとしている。

さらに、糖尿病患者の食事療法・運動療法を支援する新しいツールの提供や、服薬アドヒアランスの向上を促すための製品パッケージの工夫など、患者の治療継続を支援する取り組みを積極的に行い、糖尿病領域における真のパートナーを目指していきたいと述べている。

 

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