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減感作療法薬「アシテア ダニ舌下錠」、11月19日発売−シオノギ

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2015年11月24日 AM11:30

ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎に対し世界初

塩野義製薬株式会社は11月19日、ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎に対するアレルゲン免疫療法薬(減感作療法薬)「(R)ダニ舌下錠100単位(IR)」と「同300単位(IR)」を同日に発売開始したことを発表した。

同剤は、舌下錠タイプのダニアレルゲン免疫療法薬で、2010年9月にStallergenes SASとの間で締結されたライセンス契約に基づき、国内での開発が進められてきた。ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎に対するアレルゲン免疫療法の舌下錠としては、世界で初めての薬剤となる。

自宅でのアレルゲン免疫療法が可能に

アレルゲン免疫療法は、アレルギーの原因となる抗原を繰り返し投与し、その抗原に対する反応を弱めていく治療法で、長期の寛解が期待できるといわれている。ダニ抗原はアレルギー性疾患を引き起こす最も重要なアレルゲンの1つと考えられているが、日本国内におけるダニ抗原に対するアレルゲン免疫療法は皮下注射による通院治療しかなかった。

同剤の発売により、ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎の患者は自宅でアレルゲン免疫療法を行うことが可能となる。加えて同剤は室温保存が可能な錠剤であることから、利便性ならびに服薬コンプライアンスの向上が期待される。

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