医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【九州大学病院薬剤部】安川電機、日科ミクロン、抗がん薬調製ロボを開発-九大病院、安川電機などが連携、夜間の無人運転を実現へ

【九州大学病院薬剤部】安川電機、日科ミクロン、抗がん薬調製ロボを開発-九大病院、安川電機などが連携、夜間の無人運転を実現へ

読了時間:約 1分59秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年11月18日 AM11:30

九州大学病院薬剤部は安川電機、日科ミクロンと共同で抗がん薬を全自動で調製するロボットを開発し、一部の患者を対象に9月から実際の活用を開始した。片腕に七つの関節を持つヒト型双腕ロボットが、きめ細かな動きで抗がん薬を調製する。ストッカーを併設して夜間などに無人でも稼働するよう機能開発を進め、来年4月以降の発売を目指す計画だ。

ヒト型双腕ロボットが、きめ細かな動きで抗がん薬を調製する

抗がん薬を注射器で処方通りに抜き取り、輸液に混合して払い出す工程をロボットが無菌環境下で自動的に行う。正確な調製によって抗がん薬投与の安全性が向上するほか、医療従事者の抗がん薬曝露を低減できる。ロボットに業務を代替させることで、薬剤師のマンパワーの効率的な活用にも役立つ。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外
  • 【日病薬中四国ブロック会議】動き出す薬剤師出向計画‐アウトカム意識が重要に
  • 【財政審】中間年改定は全品目実施を-スイッチOTC推進促す