眼科領域に実績の高い千寿製薬と基本合意書を締結
株式会社ジーンテクノサイエンスは11月12日、千寿製薬株式会社と、眼科治療領域のバイオシミラー(バイオ後続品)に関して、日本における製造販売承認の取得に向けた共同開発および販売等を目的とした資本業務提携にかかる基本合意書を締結したことを発表した。
ジーンテクノサイエンスは2012年11月、日本のバイオシミラーガイドラインに則り、製造販売承認を取得した最初のバイオシミラーであるフィルグラスチムバイオシミラーの原薬を開発し、製造している実績がある。その後も、複数のバイオシミラーの開発を行ってきた。一方の千寿製薬は、眼科・耳鼻科用向けの医療用医薬品や一般用医薬品を広く手掛け、眼科領域で実績の高い国内有数の企業。そのため、同バイオシミラーの製造販売承認取得及びその後の販売に向けた最適の提携先であるとしている。
2015年度内の共同事業化契約の締結を目指す
今回、ジーンテクノサイエンスにおける同バイオシミラーの原薬開発および製造化の目途が付き、また、千寿製薬から、同社のバイオシミラーに関する実績と同バイオシミラーの将来性に一定の評価を得たため、同合意書の締結に至ったという。今後、両社の役割・費用分担、その他事項を協議し、2015年度内の共同事業化契約の締結を目指し、交渉を進めるとしている。
また、両社はバイオシミラーの着実な事業化に向け、今後良好かつ強固な関係を構築し発展させるべく、千寿製薬によるジーンテクノサイエンス普通株式の取得による同社への資本参加にも合意。同合意書の下、両社の協業により同バイオシミラーを着実に患者に届けられるよう、最適な役割分担を検討し、事業化計画及び費用負担等も含めた両社協議に専心していくとしている。
▼関連リンク
・株式会社ジーンテクノサイエンス プレスリリース