高知市の細木病院(317床)は、院内で策定したプロトコルに基づき、薬局薬剤師からの疑義照会に対して病院薬剤師が医師に代わって回答する運用を今年4月から開始した。9項目の疑義内容について、外来診療を担当する医師ごとに代行回答可能な項目を設定。医師の事前合意のもと、医師への連絡を省略して病院薬剤師が回答している。疑義照会の約半数に対して病院薬剤師が代行で回答するようになり、医師の負担軽減、薬局での患者の待ち時間短縮につながった。
対象とした疑義照会の内容は、[1]入力誤りなどの不適切な用法用量[2]入力誤りなどの不適切な処方日数[3]残薬調整等による処方日数の短縮[4]処方日数の延長[5]調剤方法の変更[6]外用薬の使用部位[7]院外処方箋の使用期間[8]不要と思われるコメントの削除[9]その他――の9項目。