医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 三重大学病院薬剤部、抗菌薬使用量を全国登録-厚労科研でシステム構築

三重大学病院薬剤部、抗菌薬使用量を全国登録-厚労科研でシステム構築

読了時間:約 1分42秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年10月28日 AM10:00


■病院薬剤師に入力呼びかけ

三重大学病院薬剤部の村木優一副薬剤部長らの研究グループは、「抗菌薬使用動向調査システム」()を立ち上げた。厚生労働科学研究「全国を対象とした抗菌薬使用動向調査システムの構築および感染対策防止加算の評価」の成果として構築したもの。インターネットを通じて、国内の病院薬剤師に自施設の抗菌薬使用量などを登録してもらい、収集したデータをフィードバックして、抗菌薬の適正使用に役立ててほしい考え。無料で簡単に利用できるツールとして、全国の病院薬剤師に参加を呼びかけている。

JACSのウェブサイト

同システムの利用者は、エクセルのワークシートを使って各抗菌薬の使用量や入院患者延べ日数、新規入院患者数を月ごとに入力し、システムに登録する。データ入力後は、抗菌薬使用量や使用日数が自動的に算出されたCSVファイルをダウンロードできるほか、自施設の抗菌薬使用量、使用日数などの年次推移をシステム内で目視できる。データ解析後には、他施設と自施設の比較データも閲覧可能になる予定だ。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【東海大グループ】日常診療に漢方処方87%‐医師半数「証」考慮せず
  • 【文科省審議会】加計学園は定員割れ改善を-千葉科学大薬の現状指摘
  • 【NPhA調査】「在宅24回以上」が壁に-地域支援加算の施設基準
  • 【厚労省】ドラッグロスの78品目公表-開発困難事情など連絡を
  • 【厚労省】条件付承認「積極検討を」-通知一部改正で活用促す