■厚労省が次期改定で
厚生労働省は14日、DPC病院における入院患者の持参薬の取り扱いについて、2016年度診療報酬改定でも引き続き原則禁止する方針を、中央社会保険医療協議会のDPC評価分科会に示した。特別な理由がある場合は使用できるが、医療資源投入量のデータを歪める病院や担当医の方針等の理由では、持参薬の使用を認めないこととした。次回改定以降、持参薬を使った場合には、使用量も含めたデータを入力することも決めた。
持参薬は、14年度診療報酬改定で特別な理由がない限り、使用できないことになった。同分科会は、新たなルールの導入から1年が経過したことから、16年度改定に向け、DPC病院における持参薬の現場での運用を把握するため調査を行った。