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神経障害性疼痛の新規治療薬開発に関する契約を提携-アステラスと米Chromocell社

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2015年10月02日 PM02:45

NaV1.7選択的遮断薬の全世界における開発・販売に関する契約

アステラス製薬株式会社は9月30日、米国のChromocell Corporationと神経障害性疼痛および他の疼痛の新しい治療薬開発について商業化のライセンスおよび提携に関する契約を締結したと発表した。

同契約締結により、同社はChromocell社独自の創薬技術であるChromovert(R)技術によって見いだされた「CC8464」とそれらバックアップ開発候補化合物を全世界で開発、販売する権利を有することになる。

CC8464は、末梢に作用する選択的NaV1.7遮断経口薬で、治療満足度の低い慢性疼痛疾患のほか、現在治療が困難な希少疾患に対する有効性が期待されている。同剤は2016年初めのIND(Investigational New Drug)申請を予定している。

第2相POC試験以降、上市までの開発をアステラス製薬が実施予定

同社はChromocell社に契約一時金として、1500万ドルを支払い、開発および販売マイルストンの達成に伴い合計5億ドル以上、およびCC8464の売上に対して二桁台のロイヤリティを支払う予定。

また、CC8464の神経障害性疼痛を対象とする開発では、初めに行う第2相POC試験まではChromocell社が実施し、上市に至るまでのすべての開発をアステラス製薬が実施する。Chromocell社は希少疾患適応などの追加適応、または非経口剤など、一定の追加開発を実施する権利を保持し、同社は開発を引き継ぐ権利を取得する。この権利が行使された場合、Chromocell社は追加の支払を受領し、一定の場合、米国において追加適応等を対象とした共同販促を行う権利を有するとしている。

▼関連リンク
アステラス製薬株式会社 プレスリリース

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