■厚労省 10月1日付幹部人事
厚生労働省は25日、10月1日付で発令する局長級以上の人事異動を公表した。トップの事務次官には、旧厚生省出身の二川一男医政局長が昇格し、後任に神田裕二現医薬食品局長を起用。医薬食品局の組織を再編した医薬・生活衛生局長には、内閣官房の中垣英明内閣審議官を充てる。村木厚子事務次官、原勝則厚生労働審議官、今別府敏雄政策統括官(社会保障担当)は退任する。
厚生労働審議官には、岡崎淳一労働基準局長、健康局長には、福島靖正大臣官房審議官(医政担当)、社会・援護局長には、石井淳子政策統括官(労働担当)がそれぞれ就く。唐澤剛保険局長、三浦公嗣老健局長は留任する。
医系技官の指定ポストだった医政局長には、二代続いて事務系が就任することになった。
また、局長級の政策統括官(社会保障担当)には、武田俊彦大臣官房審議官(医療保険担当)が就任する。
▽事務次官=二川一男(ふたがわ・かずお)氏:1956年12月2日生まれ。80年に東京大学法学部を卒業し、旧厚生省に入省。大臣官房参事官、医政局経済課長、医政局総務課長、大臣官房統括審議官、大臣官房長、医政局長などを歴任した。
▽厚生労働審議官=岡崎淳一(おかざき・じゅんいち)氏:57年3月7日生まれ。80年に東京大学法学部を卒業し、旧労働省に入省。厚労省大臣官房総務課長、大臣官房長、職業安定局長、労働基準局長などを歴任した。
▽医政局長=神田裕二(かんだ・ゆうじ)氏:58年9月3日生まれ。82年に東京大学法学部を卒業し、旧厚生省に入省。保険局医療課長補佐、国民健康保険課長、総務課長、大臣官房審議官(医療保険、医政、医療・介護連携担当)、医薬食品局長などを歴任した。
▽医薬・生活衛生局長=中垣英明(なかがき・ひであき)氏:58年5月28日生まれ。82年に東京大学法学部を卒業し、旧厚生省に入省。医政局医事課長、医薬食品局総務課長、内閣官房健康・医療戦略室次長(内閣官房内閣審議官)などを歴任した。
▽健康局長=福島靖正(ふくしま・やすまさ)氏:59年2月24日生まれ。84年に熊本大学医学部を卒業し、旧国立公衆衛生院へ。旧保健医療局企画課長補佐、熊本市助役、法務省矯正局矯正医療管理官、厚労省健康局結核感染症課長、横浜検疫所長、大臣官房厚生科学課長、大臣官房審議官(医政担当)などを歴任した。
▽政策統括官(社会保障担当)=武田俊彦(たけだ・としひこ)氏:59年9月2日生まれ。83年に東京大学法学部を卒業し、旧厚生省に入省。大臣官房総務課企画官、医政局経済課長、保険局国民健康保険課長、医政局政策医療課長、保険局総務課長、消防庁審議官、厚労省大臣官房審議官(医療保険担当)などを歴任した。