国立循環器病研究センターは17日、厚生労働省の国立研究開発法人審議会高度専門医療研究評価部会に、2010~14年までの第1期中期計画における業務実績の自己評価を提出した。14評価項目のうち、「臨床を志向した研究・開発の推進」や「担当領域の特性を踏まえた戦略的かつ重点的な研究・開発の推進」など7項目について、5段階評価で最高の「S」をつけた。
研究・臨床研究事業については、3項目全てに「S」評価をつけた。「臨床を志向した研究・開発の推進」では、病院と研究所の連携強化を目的に、研究所内に臨床研究部や先進医療・治験推進部などの部門を合わせ持つ「研究開発基盤センター」を設置。病院とのトランスレーション研究基盤が整備されたことに伴い、ペプチドホルモンの前臨床研究など計370件の共同研究を実施した。