両社で開発中のがん治療領域バイオシミラーについて
株式会社ジーンテクノサイエンスは8月11日、同社と持田製薬株式会社が開発中のバイオシミラーに関して、日本における製造販売承認取得を目的とした共同開発と、販売に向けた業務提携の条件交渉を独占的に進めるための基本合意書を締結したと発表した。
今回、ジーンテクノによるがん治療領域のバイオシミラーの原薬開発、製造化の目処がついたこと、さらに持田製薬が同社のバイオシミラーに関する実績と将来性に一定の評価を得たことで、共同開発および販売に関する業務提携に向けた独占交渉権を持田製薬に与える今回の合意書の締結に至ったという。
ジーンテクノは2012年11月に、国内のバイオシミラーガイドラインに則った製造販売承認を取得した最初のバイオシミラーである「フィルグラスチムバイオシミラー」の原薬を開発し、製造している実績を持つ。
役割・費用分担などの事項を協議し、2016年中の契約締結目指す
今回の合意書の下、同社はがん治療領域のバイオシミラーの原薬製造プロセスの最終化を行うと共に、両社による共同事業化に向けた準備を進めていく予定。なお、今回の締結により、ジーンテクノは5000万円の契約一時金を受領。今後は、両社の役割や費用分担などを協議し、2016年中の契約締結を目指すとしている。
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・株式会社ジーンテクノサイエンス プレスリリース