2020年までに全世界200万人以上に提供
GEヘルスケア・ジャパン株式会社は8月7日、今後5年間で、教育ソリューションの開発に10億ドル以上を投資すると発表した。
米国、欧州、一部アジアなどの先進諸国では、ヘルスケアのリーダー企業が、効率の最適化、システムの統合やデータ分析によって、生産性向上を目指している。一方、新興市場では、手頃な費用で基本的なプライマリケアを受けられるようにすることが急務となっている。今日、世界中のヘルスケアシステムはさまざまな課題に直面しており、医療に携わるすべての人が、それぞれのニーズに重点を置いたトレーニングや教育ソリューションを必要としている。
同社は、医師、放射線技師、技術者、助産師、看護師、生物医学工学者などに向けて、強化されたトレーニングプログラムや教育ソリューションを提供することで、ヘルスケアの向上に貢献したいと考え、2020年までに全世界200万人以上の医療従事者への提供を予定。各地域のニーズに対応したソリューションを提供し、新しい臨床/製品応用、技術、およびリーダーシップトレーニングと教育を提供するという。
医療従事者向けプログラムを各地域のニーズにあわせて開発、提供
GEヘルスケアは、顧客とのパートナーシップの一環として、現場およびオンラインでのサポート、遠隔トレーニングを提供し、実際の医療現場における医療提供者のスキル向上をサポートするという。例えば、キーオピニオンリーダーによる顧客向けトレーニング、ネットを使ったトレーニング、認定臨床応用専門家による臨床製品トレーニング、技術インストラクタによる生物医学トレーニング、GEの認定専門家やコンサルタントによるリーダーシップトレーニングなどが挙げられる。
また同社は、新しいトレーニングソリューションの品質や効果を最大化することにも努めている。効果測定が可能な教育ソリューションには、放射線量の減少や患者診断数といった主要な指標で効果測定するなど、データや分析を活用してトレーニングのニーズを探り当て、トレーニングプランをカスタマイズすることも可能だという。
同社は今後も、新しい教育ソリューションによって世界中の医療従事者のスキルを向上し、業界全体の発展に貢献していきたいとしている。
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・GEヘルスケア・ジャパン株式会社 ニュースリリース