調査は、4~5月に同センターに登録している製薬企業187社とCSO15社、卸1社にアンケート調査を実施し、計203社から回答を得た。
男性MRは、前年比約3%減の5万5512人となったが、女性MRはほぼ横ばいながら56人増の9145人と、05年以降右肩上がりで増加が続いている。管理職も4%減の8659人となった。
年齢構成で見ると、「30歳代」が33・7%、「40歳代」が25・3%、「20歳代」が24%となった。30歳代と40歳代の比率が上昇する一方、20歳代の2ポイント減少が目立つ。
女性に限ってみると、「20歳代」が57・6%、「30歳代」が39・4%となり、前年比では20歳代が3・5ポイント減少し、逆に30歳代が3・7ポイント上昇した。
MR数の内外資別では、内資系が1・1%増の3万7485人、外資系が4・5%減の2万2960人となった。近年は、豊富な開発パイプラインを背景に、外資系が内資系を上回る積極的なMR増員を行ってきた傾向にあったが、今回は逆の形となった。
CSO企業では4・6%増の4139人、卸企業は89%減の73人。卸企業は過去のMR数にMS業務を兼務していたものを含めていたが、今年度からMR業務専任のみをカウントしたため、大幅な減少となった。GE薬協会員社では、8・5%増の3872人となった。
MR1000人以上の企業では、男性・女性の各年代でMR数を減らし、そのうち2社は500~999人に移行した。
新卒採用企業数は全体の49・8%の101社となり、前年より13社減少する結果となった。MR雇用規模100人以上の企業では2社増の76社、99人以下の企業は15社減の25社となった。中途採用を行った会社についても前年より8社少ない122社となり、100人以上の企業では8社増加したものの、99人以下の企業では16社減の46社となった。
専攻分野別のMR数では、文科系MRが0・1%増の57・4%、理科系MRが0・2%増の28・3%となった一方、薬剤師MRは0・1%減の11・9%となった。