設立に向けて準備が進められてきた「日本薬学教育学会」が来年8月下旬に初の学術大会を開催し、正式に発足する。関係団体の意見を協議する場として、新6者懇メンバーなど10団体からなる「設立準備連絡会議」を新たに設置し、全国薬科大学長・薬学部長会議の下に位置づけた。文部科学省と厚生労働省がオブザーバーの立場で参加する。日本私立薬科大学協会中心に設置した設立準備委員会は、連絡会議のワーキンググループと位置づける。今夏以降、連絡会議を定期的に開いて準備を進め、来年の正式設立を目指す。26日の全国薬科大学長・薬学部長会議で承認された。
■10団体の「連絡会議」で準備
薬学教育学会の設立をめぐっては、まず私立薬大協を中心に準備委を立ち上げ、昨年末に全国薬大会議の了承を得ていたが、関係団体の意見を幅広く集約することが必要と判断。新6者懇メンバーなど10団体で構成する連絡会議を設置し、学会設立に向けた準備を進めていくことにした。