ドルゾラミド1%とチモロール0.5%の配合点眼液
参天製薬株式会社は6月24日、緑内障・高眼圧症治療剤「コソプトミニ配合点眼液」(一般名:ドルゾラミド塩酸塩/チモロールマレイン酸塩)の発売を発表した。
画像はリリースより
緑内障の視神経障害および視野障害は、基本的には進行性で非可逆的であるため、早期発見が必要。治療は眼圧の下降およびその長期にわたるコントロールが基本とされている。
慢性疾患で治療が長期にわたること、また多剤併用されることから、角膜上皮障害を合併することが多い疾患でもある。防腐剤のベンザルコニウム塩化物に過敏症を示す患者や、角結膜上皮障害を有する患者には、防腐剤(ベンザルコニウム塩化物等)を全く含有しない製剤が求められていた。
1回使い切り無菌ディスポーザブルタイプ容器入りの点眼剤
今回発売されたコソプトミニ配合点眼液は、コソプト配合点眼液と同じ炭酸脱水酵素阻害剤「トルソプト点眼液 1%」(一般名:ドルゾラミド塩酸塩)と、β遮断剤「チモプトール点眼液 0.5%」(一般名:チモロールマレイン酸塩)を含有する、防腐剤を含まない、1回使い切り無菌ディスポーザブルタイプ容器入りの点眼剤。
緑内障、高眼圧症で、他の緑内障治療薬が効果不十分な場合を適応とし、用法・用量は、1回1滴、1日2回点眼となっている。
同社では、防腐剤を含有しないコソプトミニ配合点眼液の発売で、より多様な治療の選択肢を医療の現場に提供でき、患者のQOL向上に寄与できることを期待するとしている。
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・参天製薬株式会社 ニュースリリース