政府は22日、経済財政諮問会議と産業競争力会議を開き、「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)と新たな成長戦略の素案を提示した。骨太方針では、後発品の数量シェア80%の目標達成について、「2018~20年度末までの間のなるべく早い時期」と幅を持たせた上で、「17年央に70%以上」とする中間目標を新設。その時点の進捗状況を踏まえて具体的な達成時期を決定するよう求めた。また、薬局の果たしている役割や収益状況を踏まえ、調剤報酬上の評価や適正化を行う方針も示した。
骨太の方針では、後発品の新たな目標実現に向けて、後発品の薬価算定ルールの見直しの検討をはじめ、長期収載品の保険制度による評価のあり方、保険制度における後発品使用の原則化なども検討するとした。