医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 田辺三菱製薬とHGF遺伝子治療薬の国内独占的販売権許諾契約を締結-アンジェス MG

田辺三菱製薬とHGF遺伝子治療薬の国内独占的販売権許諾契約を締結-アンジェス MG

読了時間:約 1分3秒
2015年06月25日 PM01:30

末梢性血管疾患を対象としたHGF遺伝子治療薬について

MG株式会社は6月23日、自社開発品であるHGF遺伝子治療薬(一般名:ベペルミノゲンペルプラスミド、開発コード:AMG0001)に関して、田辺三菱製薬株式会社と日本国内における末梢性血管疾患を対象とした独占的販売権許諾契約を締結したと発表した。

同社は、2月17日に「末梢性血管疾患を対象としたHGF遺伝子治療薬の国内における販売提携先の変更について」を発表。田辺三菱製薬と日本国内における同治療薬の独占的販売権許諾について基本合意に至り、同契約の締結に向けて両社で協議を進めてきていた。この契約締結は、6月22日に取締役会決議の上、決定されたという。

田辺三菱製薬は米国につづき、日本国内でも販売権を取得

HGFは、肝臓の細胞を増やす因子として、1984年に日本で発見された。肝臓の疾患の治療薬として長く研究されてきたが、近年、HGFの遺伝子を投与することで、血管を新しく増やす治療法が発見されていた。血管がつまり血流が悪くなっている虚血性疾患などに対し、これまでにない作用を有する治療薬になる可能性があるとして期待されている。

同社が開発したHGF遺伝子治療薬について、2012年10月に米国における末梢性血管疾患を対象とした独占的販売権許諾契約を、田辺三菱製薬との間で締結していた。今回の契約締結によって、田辺三菱製薬は米国に加え、日本国内におけるHGF遺伝子治療薬の販売権を取得することになったという。

同社は、同契約に基づき、契約一時金および開発の進捗に応じたマイルストーン、さらに上市に至った際には売上高に応じた一定の対価を受領することになる。

▼外部リンク
アンジェス MG株式会社 ニュースリリース

 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • エピソード記憶能力を誰でも簡単に計測可能なスマホアプリ、特許取得-富山大ほか
  • ウゴービ電子添文改訂、 MACE発現リスク20%低下示したP3データ反映-ノボ
  • 炎症性腸疾患に対するduvakitugの有効性・安全性の追加データ発表-仏サノフィほか
  • ミリキズマブ投与のIBD患者、多くが2年後も臨床的寛解/内視鏡的改善を維持-米リリー
  • DMDのエクソン44スキップ薬、医師主導治験でジストロフィン発現を確認-NCNPほか
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい