血糖測定器、穿刺器具などを開発・製造・販売
バイエル薬品株式会社は6月10日、ドイツバイエル本社がパナソニック ヘルスケアホールディングス株式会社にダイアベティスケア事業を売却する最終契約を締結したことを発表した。
同事業部は、血糖測定器、穿刺器具および糖尿病管理ソフトウェアの技術の開発・製造・販売を手掛けている。2014度の売上高は9億900万ユーロで、125か国で事業展開を行っている。
今回の売却に含まれる血糖測定器 「Contour(TM)」の製品群には、「Contour Next」、「Contour Plus」、「Contour」および「Contour TS」があり、糖尿病の病型や重症度、測定頻度を問わず、すべての患者のニーズに応えられるよう設計されている。その他、血糖測定器「ブリーズ(R)2」、「Elite(TM)」、穿刺器具の「マイクロレット(R)」なども含まれるという。
売却は2016年の第一四半期中に完了する見込み
売却先であるパナソニック ヘルスケアホールディングス株式会社 代表取締役社長の山根健司氏は「バイエルダイアベティスケア事業はこれまで事業上の目的を共有してきた、当社の20年来の最も重要なパートナーです。このパートナーシップのもと、二つの素晴らしい事業が新たなステージに進むことができると考えております」と述べ、糖尿病ケア業界に変革をもたらしたいとしている。
今回の売却総額は、10億2200万ユーロ(約1380億円)。同取引は、独占禁止法抵触の有無を含む関係当局の承認等を前提として、2016年の第一四半期中に完了する見込み。
▼外部リンク
・バイエル薬品株式会社 プレスリリース