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「FASTlab」でのベータアミロイド検出用薬剤合成機能の承認を取得-GEヘルスケア

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2015年06月03日 PM02:15

国内初となる1台で複数のPET薬剤合成が可能な合成装置

・ジャパン株式会社は6月1日、PET検査で使用する放射性薬剤を自動合成する放射性医薬品合成設備「FASTlab(ファストラボ)」におけるβアミロイド検出用薬剤「(TM)(VIZAMYL(TM))」(一般名:フルテメタモル)の合成機能について、5月19日付で薬事承認を取得したと発表した。


画像はリリースより

同剤は、アルツハイマー病や他の認知障害が疑われる成人患者の脳内でみられる老人斑と呼ばれるたんぱく質の主成分βアミロイドの沈着を可視化する薬剤。βアミロイドの蓄積を画像化するこのアミロイドイメージングは、アルツハイマー型認知症の診断における非常に有用な情報のひとつといわれている。

アルツハイマー型認知症の診断・治療薬開発治験を目指す

FASTlabは、合成用試薬がセットされたフルパッケージングカセット方式を採用することで、短時間で高効率・低被ばくなPET薬剤合成を実現する放射性医薬品合成設備。従来の機能である、主に腫瘍の診断に使用される放射性薬剤FDGの合成機能に加え、今回のビザミルの合成機能が追加されたことで、国内初となる、1台で複数のPET薬剤を合成することができる装置だという。

これにより、院内の限られたスペースおよび時間内で1日に2剤の合成が可能となり、疾病診断にPETを活用する施設において、効率的かつ複数の薬剤合成を可能にする有用なインフラとなることが期待される。

同社は現在、国内外で複数の製薬企業とβアミロイドイメージングによるアルツハイマー型認知症の治療薬開発を目指した治験協力を進めており、同社と住友化学の合弁会社である日本メジフィジックス株式会社では、ビザミルの医薬品としての開発も進められている。

▼外部リンク
GEヘルスケア・ジャパン株式会社 プレスリリース

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