日本薬剤師会は、「薬局・薬剤師のための検体測定室の適正な運用の手引き(暫定版)」をまとめた。検体測定事業では、血液などの検体採取を受検者が自分で行うため、感染症予防に関する責任について十分認識し、薬局内で徹底した衛生管理を行うよう要請。医師の診断を伴わない検体測定の結果だけで、利用者が健康であると誤解する事態が生じかねないとし、かかりつけ医や地域医師会、医療機関と連携する必要性を強調している。
手引きは、既に厚生労働省が示している「検体測定室に関するガイドライン」と疑義解釈集(Q&A)を踏まえ、薬局で検体測定を行う場合を想定し、留意事項や解説を付したもの。