3月16日に承認取得、14日間投薬期間制限の対象外
ヴィーブヘルスケア株式会社は、同社が3月16日にHIV感染症を効能・効果として製造販売承認を取得した「トリーメク(R)配合錠」(一般名:ドルテグラビルナトリウム・アバカビル硫酸塩・ラミブジン配合錠)について、4月10日より販売を開始したと発表した。同剤は3月25日に薬価収載され、既存の抗HIV薬と同様に新薬の14日間投薬期間制限の対象外となっている。
同剤は、ヴィーブヘルスケアと塩野義製薬株式会社が共同で、日本におけるプロモーション契約を締結している。流通・販売業務は、既存のヴィーブヘルスケア製品同様、グラクソ・スミスクライン株式会社が行う予定だ。
米国、欧州ではTriumeqの名称で販売中
トリーメク配合錠は、インテグラーゼ阻害薬のドルテグラビルとヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬のアバカビルおよびラミブジンを含有する、同社初の1日1回1錠の配合剤。2014年8月に米国で、同年9月には欧州でHIV感染症を適応症として承認され、「Triumeq(R)」の製品名で販売されている。
また、同剤の3つの有効成分のひとつであるドルテグラビルは、国内では「テビケイ(R)錠50mg」として、2014年3月24日に承認を取得し、同年4月17日に、ヴィーブヘルスケアと塩野義製薬が販売を開始している。
用法・用量は、通常、成人には1回1錠(ドルテグラビルとして50mg、アバカビルとして600mg及びラミブジンとして300mgを含有)を食事の有無にかかわらず1日1回経口投与するというもの。
両社は、新規HIV感染症治療薬である同剤の日本国内における製品価値の最大化を図り、日本のHIV感染症治療の発展に貢献していきたいとしている。
▼外部リンク
・ヴィーブヘルスケア株式会社 プレスリリース