医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > ALK阻害剤「ザーコリ」のコ・プロモーションに合意-米ファイザーと独メルク社

ALK阻害剤「ザーコリ」のコ・プロモーションに合意-米ファイザーと独メルク社

読了時間:約 50秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年04月10日 PM06:00

2015年の第2、3四半期から米国、カナダ、日本、欧州5か国で

独メルク社と米ファイザー社は4月7日、未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん治療薬「(R)」(一般名:)について、両社がコ・プロモーションすることで合意したと発表した。

ザーコリのコ・プロモーション開始時期は、合意に基づき2015年の第2および第3四半期から米国、カナダ、日本、ならびに欧州5か国(フランス、ドイツ、イタリア、スペインおよび英国)で開始し、2016年には中国およびトルコで開始される予定としている。

腫瘍免疫製剤の開発を加速させる方針

ザーコリは、米国、日本および欧州において承認を得た世界初のALK阻害剤。ファーストラインおよびセカンドラインにおけるALK融合遺伝子陽性の非小細胞肺がんを対象に、2つのグローバル無作為化試験で良好な結果が示されている。現在までに、臨床試験被験者を含む約8,000名を超える患者がザーコリによる治療を受けているという。

同コ・プロモーションは、2014年11月発表のメルクとファイザー間のグローバル戦略提携に関連したもの。両社は共同で抗PD-L1抗体薬avelumabを開発・販売し、がん患者のために腫瘍免疫製剤の開発を加速するとしている。

▼外部リンク
ファイザー株式会社 プレスリリース

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待
  • 心臓ロボット手術用の部位を見やすく展開するプレートを開発-大阪公立大
  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK